○前立腺及び前立腺がんとは (泌尿器科部長 宮里朝矩)
 前立腺は男性の膀胱の出口にあり、尿道をと取りまいているクルミ大の器官です。前立腺のもっとも重要なはたらきは前立腺液を分泌することで、精嚢が分泌する精嚢液と混ざり合い精液となり、精子を保護していることです。

 前立腺液を分泌しているのは、前立腺外側の部分にあたる外腺です。ここに発生するがんが、前立腺がんです。また、前立腺の内部分にあたる内腺が老化とともに肥大してくるのが、前立腺肥大症です。前立腺がん初期は、ほとんどが何の自覚症状もありません。がんが進行するにしたがって、尿の出が悪い等の排尿障害の症状が出てきます。どれも前立腺肥大症と同じ症状ですが、前立腺がんではがん自体が外腺にできることが多いため、前立腺の中を通っている尿道に対する影響がそれほど強くなく、前立腺肥大症ほど症状を強く感じないのが普通です。つまり、それだけ前立腺がんの病気進行に気づきにくいということです。前立腺癌の発症は中高年者に多く、ほとんどの患者さんは60歳以上で、70歳くらいが発症の頂点になっています。


      
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