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膝の痛みでお悩みの方へ

膝の痛みでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。一緒に最適な治療法を考えていきましょう。

変形性膝関節症とは?

膝の痛みを感じる方は多く、その多くが膝の内側に痛みを訴えます。これは、日本人に多いO脚が原因の一つとされています。O脚の方は膝の内側に体重がかかりやすく、その結果、半月板や軟骨といったクッションが損傷し、痛みが生じます。

レントゲンで異常がないと言われた方へ

中高年の方(特に女性)で、突然膝や膝裏の痛みを感じた場合、半月板が切れている可能性があります。特に「半月板後根断裂」という状態では、クッションの役割を果たす半月板が機能しなくなり、軟骨の損傷が進行しやすくなります。保存療法では改善が難しく、適切な治療が必要になります。

治療法について
内側楔状開大式近位脛骨骨切り術(OWHTO)

この手術は、O脚を改善し膝の負担を軽減する方法です。脛骨(すねの骨)を少し切り開き、脚のバランスを整えることで、痛みのある内側に負担をかけない状態を作ります。

(図はオリンパステルモバイオマテリアル株式会社ホームページより)

骨切り術のメリット
  • 65歳以下の方でも適応可能!
    〇人工関節は65歳以上が一般的ですが、骨切り術は若年の方でも受けられます。
  • スポーツ復帰が可能!
    〇82%の方が6か月以内にスポーツ復帰し、特に術前1年以内に復帰した方は回復が良好でした。術前1年以内にスポーツをされていた方はスポーツ復帰しやすいといわれています。
  • 仕事復帰が可能!
    〇仕事内容や個人差はありますが、3〜5か月で復帰が可能です。
  • 関節を温存できる!
    〇人工関節と異なり、自身の膝の靭帯や半月板、さらに軟骨などををできる限り残す「関節温存術」としての利点があります。
  • 半月板や軟骨の治療と併用できる!
    〇多くの変形性膝関節症の方は半月板損傷を伴っています。骨切り術と同時に半月板の縫合を行うことで、より良い結果が期待できます。
手術後の流れ
  • 入院期間: 2〜3週間
  • 退院後: 定期的なレントゲン検査やリハビリを行いながら回復をサポートします。
あなたに合った治療を・・・

膝の状態や生活環境は一人ひとり異なります。当院では、個々に最適な治療法を提案し、患者様と一緒に治療方針を決めていきます。外来では特殊なレントゲンやMRIを用いて膝の状態を詳しく調べます。
どうぞお気軽にご相談ください。