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八重瀬会は地域に根差した医療を営みながら、各分野において全国レベルの医療を展開しております。

TEL. 098-876-2212

〒901-2133 沖縄県浦添市城間1-37-12

脊椎外科SPINAL SURGERY

 いずれの疾患も、正確な診断に基づき、保存療法から手術療法まで、総合的な対応が可能です。

変形性脊椎症

 加齢とともに脊椎(背骨)の間にある軟骨(椎間板など)がすり減ってきて、
 骨同士が擦れ合って骨が変形している状態です。
 頸椎なら首の痛みを、腰椎なら腰の痛みを起こしたりします。
 さらに変形がひどくなると、骨が出っ張ってきてそばを走っている神経に触ったりします。
 脊椎の中を走っている神経はたくさんあり、症状を出している神経を同定するのは大変困難です。
 そのため漫然とした加療が継続され、手術に移行すべき時期や方法を間違えることが多々あります。
 単に手術症例の多い施設でも現にそのような状況が多発しております。
 正確な診断には、脊椎外科のトレーニングをきちんと受けている医師の診察を要します。

 また変形によって脊柱配列が悪化すると、
 周りの筋肉や靱帯に悪影響を及ぼし慢性的な痛みを引き起こしたり、
 骨がもろい場合には骨自体に無理な力が加わって圧迫骨折を起こす事があります。
 体の中心の脊椎に変形が起こると、様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
 近年よく言われるhip-spine syndromeなどを起こし、下肢関節への影響も懸念されます。
 これを避けるためには、筋力強化を含む適切な運動療法や、薬物療法などを要します。

 当院では充実したリハビリテーションスタッフと施設により、筋力強化や物理療法などの理学療法を行い、
 対応にあたっております。

脊柱管狭窄症

 前述の変形がベースとなり、脊椎内の神経が通っているトンネル(=脊柱管)が狭くなる状態です。
 頸・胸椎部では脊髄神経が、腰椎では馬尾神経が通っており、それぞれの症状を呈します。

 頸椎では、軽傷の場合、手・足先のしびれや歩行時のつまづきやすさなどが出現し、
 重症になると手足の強い痛み・しびれや、麻痺を引き起こします。
 腰椎では、下肢症状が中心となります。

 通常ゆっくり進行しますが、外傷を契機に一気に悪化することがあり、
 ひどい場合には手足が動かなくなる脊髄損傷になる場合もあります。
 重度の場合には、手術をしても思ったような回復が得られないことがあります。
 そのため早期診断・早期加療が大変重要です。

 当院では正確な診断に基づき、ペインクリニックやリハビリと連携を取り、ブロックや理学療法を施行しつつ、
 それだけでは効果不良の場合には、手術療法も施行しております。


椎間板ヘルニア

 脊椎は一つの骨できているわけではなく、頚部では7個、胸部で12個、腰部で5個の脊椎からなりたっており、
 それぞれの脊椎の間は柔らかい軟骨で連結されている事で可動性を得ています。
 脊椎同士の軟骨を椎間板と呼びますが、それが加齢等でいたんでくると柔軟性を失い、
 外力が加わった時に軟骨の一部が外に飛び出てしまう事があります。これ自体をヘルニアと言いますが、
 一般的には飛び出た軟骨が神経に触って症状を出してはじめてヘルニアと呼びます。
 椎間板ヘルニアが出っ張ろうとする時には、軟骨の膜が破れそうになって強い痛みを引き起こします。
 すなわち頚椎なら頚部痛、腰椎なら腰痛ということです。
 出っ張りきってしまうと局所の痛みは引いてくる事がありますが、
 出っ張った軟骨自体が神経を押すことで今度は神経の症状を引き起こします。
 頚椎なら上肢と下肢のしびれや麻痺、腰椎なら下肢のしびれや麻痺がでます。
 このため典型的なヘルニアでは初期には頚・腰部痛、その後上・下肢の痛み、と経時的に痛みが変化します。
 ヘルニアは徐々にではなく急に出っ張る事が多いので、痛みなどの症状も非常に強い事が多いですが、
 多くは薬物療法、理学療法、安静加療などで3ヵ月程度で引っ込んでいきます。
 痛みに対しては薬物療法や、ペインクリニックと連携したブロック療法、また充実したリハビリによる理学療法、
 入院による安静加療などを行いますが、痛みや麻痺が強い場合には手術療法を選択する場合もあります。

脊椎すべり症

 主に腰の脊椎(腰椎)で発生することが多いですが、首の脊椎(頸椎)にもあります。
 脊椎同士の間の支持機構が破綻することで、脊椎が少しずつずれてくることをすべり症と言います。
 変形に伴ってずれてくる変性すべり症や、分離症が原因となる分離すべり症があります。
 すべり症になると骨同士ががたついてしまい不安定性による腰痛や、
 すべったことで脊柱管狭窄症に移行して神経症状を起こす事があります。
 骨同士のずれは加齢性のものだから、ということで放置されてしまう例が多発しておりますが、
 放置する程にすべりが悪化して症状も悪化する、という悪循環に陥っていらっしゃる場合もあります。
 筋力強化等により、すべりを外から抑え込むような保存加療が中心となりますが、
 症状が強い場合には手術を要する場合もあります。

脊椎靭帯骨化症

 脊柱管の中には後縦靱帯と黄色靱帯という靱帯が縦走しています。
 これが骨に変化(骨化)してしまうことで、肥厚して神経を圧迫してしまう事があります。
 これを靱帯骨化症と呼びます。
 日本人は民族的に靱帯骨化症が多く、また遺伝性もあることが最近言われております。
 縦走している柔らかいはずの靱帯が骨化してしまうので、脊椎の動きが悪くなることがあります。
 また骨化が悪化して肥厚が強くなってくると、広範囲で強く神経を圧迫してきます。

 通常進行はゆっくりですので、あまり症状に気付かない事も珍しくありません。
 しかし本来脊椎の中の神経は、水の入った水風船のような中に浮いている状況で、
 さらにその周りは柔らかい靱帯で覆われているものが、靱帯骨化により硬い骨で覆われてしまう事で、
 ちょっとした衝撃や外傷で神経に強いダメージをうけます。
 神経症状が強い場合には手術を要しますが、骨化が広範囲に及んでいることが多いため、
 頚椎や胸椎の場合には危険を伴う大手術となることもあります。
 このため早期の正確な診断を要します。
 当院では大きな手術を要する場合には、脊椎専門病院と連携をとって対応する事も可能です。

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